"世界は幾多なる別々の運命が重なっていることでなりたっている" 世界は様々な孤立空間が集まっている。 例えば我ら人間という種族が支配している世界だったり、 人間ではなく異形の生物が支配している世界があるとも言える。 そのひとつの世界を創造した者は"神"になり、その世界を監視する義務を要せられる。 例えばその世界を壊そうとする者がいれば排除したり、 その世界の土台になるもの、所謂秩序を破壊するものがいれば即刻消すというのが 神の義務なのだ。 ある世界を創造した神は世界のバランスを保つためにくいを打った。 光・闇・炎・氷水・雷・風・大地・力、 この8つの属性を基本とし、土台としている。 だがそのくいは神が操れるものではなく、その世界の住民が操れるものとなっている。 あるものは炎を操れ、雷を操れるなど・・・。 その住民の中で選ばれたたった8人だけ、そのくいを任される義務となっていた。 そのくいを任されたものは神の目となり、日々干渉者が現れないかと監視しなければならない。 また、干渉者が現れた場合神の代わりとなり排除に向かわなければならないという決まりがあった。 この物語は、そのひとつのくいを持たなければならない運命となってしまった ごく普通のある少年の物語である。